Shima Cafeblog
Shima Cafe 開業準備日記
~光熱費・衛生管理・保健所まで~
こんにちは。淡路島・岩屋のレトロ商店街に準備中の「Shima Cafe」です。
今回は、オープンに向けて実際に進めている「ちょっとリアルな開業準備」について、少し肩の力を抜いて書いてみたいと思います。
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光熱費の切り替えって意外と大事
お店を始めるとなると、まずは電気・ガス・水道といったライフラインの確認からスタートします。これまでは空き店舗だったので契約が止まっていたり、名義が前の方のままだったり。ここをひとつずつ自分名義に切り替えるのが最初の関門です。
特に電気やガスは、使用開始日をしっかり決めておかないと「準備の日にブレーカーが上がらない!」なんてことになりかねません。実際、最初に工事の立ち合い日程を調整するだけで数日かかることも。小さな一歩ですが、これをクリアすると「お店が自分の場所になったんだな」と実感が湧きます。
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衛生管理責任者の資格
飲食を扱うなら必ず必要なのが「食品衛生責任者」。これを取るには、県や市が主催する1日の講習に参加します。講義を受けてテストがあるわけではなく、受講すれば修了証をもらえるので安心。
でも「衛生管理責任者」という肩書をもらうと、急に背筋が伸びます。食材の保存方法、清掃チェック、スタッフへの指導など、毎日のちょっとした意識が大切だと感じます。「自分のお店を守る」という責任が形になる瞬間でもありますね。
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保健所とのやり取り
そしてもうひとつ大切なのが、保健所への営業許可申請です。飲食店を始めるには、必ず保健所のチェックが必要。
厨房のレイアウト、手洗い場の設置、冷蔵庫の容量など、図面や写真を持っていって相談します。担当の方は意外と親切で「ここは排水を工夫した方がいいですよ」とか「この棚は移動式にした方が掃除が楽ですよ」と、実務的なアドバイスをくれるのです。
最初は「役所=厳しいイメージ」でしたが、実際は「一緒に安心できるお店を作ろう」というスタンスで話してくれるので心強い。許可が下りるときは、ゴールテープを切ったような達成感があります。
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準備の一歩一歩が“物語”に
光熱費の切り替えや資格取得、保健所とのやり取り。こうやって書き出すと事務作業のようですが、実際に体験してみるとどれもお店の“物語”の一部に感じます。
コンセントが通電した瞬間のワクワク、資格証を受け取ったときの誇らしさ、保健所の担当さんと交わしたちょっとした会話。全部が「Shima Cafe」という一冊の本の最初のページを彩っている気がします。
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まとめ
開業準備は決して派手ではないけれど、確実に未来につながる大切な作業です。
ひとつひとつを積み重ねながら、みなさんに安心して来てもらえる「ほっとするカフェ」を作っていきたいと思っています。