歩んできた道と、これからのこと。──高塚邦郎の人生ヒストリー | 淡路島のセレクトショップ&カフェ「Shima Cafe」

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歩んできた道と、これからのこと。──高塚邦郎の人生ヒストリー

1979年5月30日──僕、高塚邦郎(クニオ)はこの日に生まれました。兵庫県の片隅で、のびのびとした幼少期を送りました。

小学生の頃は、進学塾に通い、将来は名門・白陵中学への進学を目指していました。先生からも周囲からも期待され、勉強にも前向きに取り組んでいました。でも人生は、いつも思い描いた通りには進みません。さまざまな理由から白陵ではなく、地元の中学校へ進学することになりました。

中学では心が大きく揺れました。周囲とうまくなじめず、2年半もの間、不登校になります。世間からは「落ちこぼれ」のような目で見られ、自分自身でも「ダメな人間なんだ」と思い込むようになっていました。それでも、家族やほんのわずかな理解者の支えを受けながら、なんとか卒業。

その後、全寮制の県外高校へ進学します。新天地での生活は孤独との戦いでもありました。「あの子、不登校だったんでしょ?」と周囲の偏見にさらされることもあり、必死に自分の存在意義を探していました。

けれど、負けたくない。そんな思いが心のどこかにあったのだと思います。

高校卒業後は、CG(コンピュータグラフィックス)の専門学院に進学。ここで、僕の人生にとって大きな出会いが訪れます。素晴らしい恩師。そして、心を許せる仲間たち。自分の「好き」が認められ、誰かに必要とされていると初めて実感した場所でした。

しかし若さとは、ときに無謀で、未熟なもの。僕はその学校を中退してしまいます。自分の未熟さを思い知らされた出来事でした。

それでも、諦めたくなかった。

2012年4月、33歳のとき。友人と共に、資本金500万円で株式会社を設立。夢を語り合い、「これからだ」と希望に満ちて働き続けました。がむしゃらに走り続けるなか、心は少しずつ悲鳴を上げていたのかもしれません。

ある日、突然ガスが切れたように動けなくなりました。心療内科に通い、診断名は「精神障害」。結婚を約束していた恋人とも別れ、すべてを失ったように感じました。孤独、自己否定、無力感──そんな言葉が頭から離れませんでした。

それから、B型作業所に通う日々が始まります。五年間。たくさんの人と出会いました。優しさに触れることもあれば、自分の存在が小さく感じられる瞬間もありました。正直に言えば、「無駄だった」と思うこともある。けれど、そこで過ごした時間がなければ、今の自分はいないのもまた事実です。

今、ようやく前を向く準備が整ってきました。

人生は決して一直線じゃない。むしろ、曲がりくねった道にこそ、出会いも、学びも、そして強さもある。何度失敗しても、何度転んでも、自分の人生を諦めなければいい。

僕の人生は、まだ途中。

むしろ、ようやく「自分らしさ」という地図を手にしたところです。

次は、自分の手で未来を描いていく番です。

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